１．顕彰会とその目的（願い）について
　草津町はわが国のハンセン病史において重要な地です。そして、多くの方々がハンセン病に苦しむ人々の救済に身を献げた所でもあります。そういう方々の一人が１９０７年（明治４０年）に来日したイギリス人婦人宣教師メアリ・ヘレナ・コンウォール・リー女史（１８５７〜１９４１）でした。来日したとき５０歳だった女史は、１９１６年（大正５年）に草津に移り住み、当時ハンセン病者が療養していた湯之澤区で、聖バルナバ・ミッションと呼ばれる病者救済活動を展開しました。著名なマザー・テレサは国籍・民族・宗教などの違いを超越して生きとし生ける者の尊厳を訴える働きをしましたが、メアリ・ヘレナ・コンウォール・リー女史の働きもマザー・テレサの働きを彷彿とさせる偉大なものでした。けれども残念なことに、メアリ・ヘレナ・コンウォール・リー女史はあまり人々に知られていません。
　「コンウォール・リー女史顕彰会」は、草津で病者救済に身を献げたこのメアリ・ヘレナ・コンウォール・リー女史を顕彰するために結成されました。私たちは女史の精神、生き方、業績を知れば知るほど、それを私たちだけに留めておくのではなく、日本ならびに世界の人々に伝えなければならないと考えるようになりました。なぜならば、女史の生き方を知ることは、必ずや、生きとし生ける者の尊厳への思いをますます深め、互いを理解し受容する暖かな心を育んでいくことにつながり、ひいては私たちが生きる社会をさらに豊かにすることになると確信したからです。「コンウォール・リー女史顕彰会」は、そのための諸事業を推進するために活動していきます。

２．事務局
　事務局は、群馬県吾妻郡草津町大字草津976、須賀昌五宅に置きます。
　　　電 　話：0279−88−2017
　　　E−mail：正式なアドレスは未取得ですので、こちら（dango3k@nifty.ne.jp）までお願いいたします。

３．本顕彰会の事業
　顕彰会は次のような事業を計画しております。
　 　 1．リー女史の遺品の整理保存のために資料館を設置すること。
　　　2．頌徳公園を整備すること。
　　　3．頌徳公園に既存の建物を利用してリー女史の展示室を設けること。
　　　4．リー女史の伝記を発刊すること。
　　　5．リー女史の活動についての講演会を開催すること。
　　　6．リー女史の墓苑を整備すること。
　　　7．明石市とのリー女史についての共同研究を行うこと。
　　　8．その他、顕彰会の目的達成のための諸事業を企画・実施すること

４．会員
　本会の会員は次の3種とし、学歴、職業を問わず顕彰会の趣旨を理解しご協力いただける方ならどなたでも入会することが出来ます。
　　一般会員　　年会費　　　　 　　　　　　　２,０００円
　　賛助会員 　 年会費　1口以上で、1口１０,０００円
　  名誉会員 　 会費を徴収いたしません

５．顕彰会の発足年月日
　本会は、平成１４年１１月２７日に発足致しました。

　顕彰会の概要は以上のとおりです。ご賛同いただける方のご入会をお待ちしております。また、お知り合いの方をお誘いいただければ幸いです。
　さらに、本会の財政基盤を安定させ、各種事業を具体的に実現させていくためにも、各種団体が賛助会員として入会いただければ誠に幸甚です。よろしくお願いいたします。

コンウォール・リー女史顕彰会会則

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